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高胡のお話し

楽器
04 /18 2017
今日は真面目に楽器のお話しです。
これが本来のテーマなのです。
でも、いつもと違う内容に違和感を覚えるのは書いている本人だけかしら。

さて先週末は4月30日に開催される『第5回中国音楽フェスティバル』に向けての小江南曲社の練習会でした。
修正点を話し合い、本番まで各自独習です。

今回小会は広東音楽『春風得意』、江南絲竹『雲慶』の2曲で参加します。

『春風得意』は元来は映画音楽らしいのですが、同様の『彩雲追月』より、ずっ~と広東音楽的「風格」を備えた旋律です。
ご興味の有る方は是非「中音フェス」にお越しくださいませ。
(ちなみに『彩雲追月』についてはあれこれ思うことがあるのでまた後日・・・)

高胡ふたつ

広東音楽ってくらいですので、当然演奏には『高胡』を使用します。
私の普段使用している高胡は萬其興製老紅木で下駄(琴托)が付いた型です。萬其興なので当然「無錫」製です。
広東で作ってなくても高胡は高胡ですが、この型のものは独奏はともかく民楽合奏や現代曲にも使用できる汎用型ですね。

私の高胡 萬其興 老紅木

一方、普段使用していないもう一つの高胡は獅子頭で下駄無し。どこから見ても広東高胡。
股に挟んで本格的なスタイルで演奏する型ですが、何故か「蘇州」製。

先輩の高胡

実は自分の所有物ではなく、今は亡き胡琴の名手「T先輩」の形見だと思うのですが、何故うちに有るのか分からない。

私、本格的に広東高胡の奏法を学んだことが無く、所謂「ナンチャッテ広東音楽」ではありますが、何時の日にかこの下駄なし高胡を余其偉師みたいに「操琴」してみたいもんだと夢想しているのですよ。
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江南春琴行

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